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サントラが届いた

  • いりごま
  • 2020年10月1日
  • 読了時間: 7分

更新日:2020年10月6日

※サントラについてのネタバレ満載です※

グノーシアのサントラが私の手元にも来ました。

発売日着の分だったのですが、黒い猫の気まぐれで到着したのは夜も大分更けた頃でした。


ゲームそのものやキャラの感想の時と同じ轍は踏むまい。


聴きたてホヤホヤのフレッシュな感想を残すため、BGMコレクションを回しながらこれを書いてます。


BGMコレクションのラストの曲を聴きながら歌詞カードを見ていると、年を取ったせいからなのか、或いはサントラが手元に届いて改めて実感が湧いたからか涙腺と感情がゆるゆるになっちゃってもう……。


衝動でこれ書いてますが、一番最初に言うべきことは何かといったら、グノーシアが好きな人間がこのCDを手に取ったらほどよく情緒が溶けてとても幸福になれること間違いなし。ということです。



「サントラ出るぞい」って公式から発表があった時にCDの盤面デザインや歌詞カードの絵でまずグノクラ達はボッコボコにされたわけですが、まーパッケージ開いた中身も可愛い!よく見るプラスチックのジュエルケースとかスリムケースとか言われてるヤツでなくって、

折り畳みの紙ジャケットになってるんですがデフォルメされたキャラがそこらじゅうで好き勝手してる!


一番左を真剣な顔して駆けてるセツが「どこまでも真面目なセツ」って感じで最高だし、ジナとSQが近くにいるのも良い。こっちむいて元気にポーズ決めてるコメット可愛い。

しげみちが後ろ向きながら走ってるのも周囲に気を配れるナイスガイな性格が出てて好き。ククルシカがお花をお裾分けしてる相手がオトメとレムナンというのがまた良い。ちょっと離れたところにいる夕里子も同じお花を持ってるので貰ったのかも。




夜時間のBGMのタイトルが「遠吠え」なの、誰が味方で誰が敵かわからない中、それでも手探りで信号を出し続けてるようなイメージが湧いて1人で頭を抱えた。


曲とタイトルで完成されててもうなんも言えん。ただただ「良い」としか言えない。


(全部の曲に言えるけど)ベラベラ語るのは無粋だと思いつつメモ代わりに感想を言うなら私はグノーシアの実際のゲームプレイにおいてもそうだし二次創作なんかでもそうですが、あれやろうこれしよう、明日は誰それと仲良くしようって思ってても自分が消えたり凍らされたり、明日になったらその相手があっけなく居なくなってたりする容赦のないところが好きなのですが、それですよねこの曲は。私はそう受け取りました。

日常は儚いのだ。それはゲームの中のループだけじゃなくて現実のものだってそうなので

一瞬一瞬大事に生きなければなりませんね。そう思える曲です。最高。




コミカルなシーンや、「うやむやにする」時流れるBGMの「Flying Yellow Cucumber」。


1分未満の短い尺でありながらクセになるサウンドで気付くと延々聞いてる。でも作業用にするには単調すぎるので不向きかなぁ。


それにしてもタイトルなんなんだ……。


なんかこういう慣用句があったりするんだろうかと思って探したけどわからなんだ。空飛ぶスパモン教に通ずる何かがあるようなないような。

グノーシア宇宙、団地妻が妖怪の一種だと思われてたりする感覚みたいだからスパモン教もガチ宗教だと思われてそう。ガチのパスタファリアンがいそう。




雑談が始まると流れる曲の「Back Street Cats」はタイトル的にシピのテーマなのかな。


爽やかでRPGだったら店で流れてそうな感じがシピっぽくて良い。

彼からは日常で出会う近所の爽やかお兄さんの香りがプンプンするので、お店という日常のステージとよくマッチしてると思う。

まぁ彼自身は心の底から猫になりたい男なので本質的には非日常寄りの存在ですが……。




ループ前の設定画面で流れるBGMは銀の鍵くんのテーマだったんだね。


投票画面の曲と設定画面の曲好きだな~と思ってたのでエンリピ出来るの最高ですねぇ。

OFFのZONE2やZONE0の室内の曲なんかもそうですが、静かめで、後ろの方でジ―――とかポコポコ言ってるような曲好きなんですよね。落ち着いた曲調で好きだし、作業用BGMとして大活躍する未来が見える。


あれ、ここまで書いててふと思ったんですが、これって要は砂嵐聞いて落ち着く赤ちゃんのメンタルなのでは?

まぁ仕方ないね。赤ちゃんだからね。




ボーカルついてる中でかなり好きな位置にいるBGM「Aster」。


ヒーリングソングっぽいけどお留守番ククルシカの曲ですね。

アスターは星という意味とキク科シオン族の植物の名前だそうな。Wiki先生が言ってた。

そしてククルシカが主人公の頭に載せてくれる花冠も多分、白いアスターでできてる。白いアスターの花言葉は「私を信じて」なんだって。エッモ。


ゲーム音楽はゲーム中で聴くのが一番なんだけど曲だけ集中して聴いてもやっぱりいい曲。グノーシアの曲は柔らかい女性の声がとても落ち着きますね。夜時間の曲といい、残念ながら歌詞の意味まではわからないけど。


目覚めの一杯に聴きたいステキソングなのでアラームに設定しました。でもうるさくはないし、焦燥感も無いから上手く目覚ませるかは謎です。むしろ二度寝しちゃうかもしれない。




夕里子様のテーマだと勝手に思ってる「Eyes On You」はタイトルからしてまさにですね。


目を付けられてる。星々に目を付けられてる。

星はお前を見ているって文字通り船外の星の事でもあるんだろうけど、メタ的に言えば某インタビューでいうところの外注先の神々なんでしょうかね。

重厚感があるんだけど重すぎず星の瞬きのようにところどころ明るいサウンドが夕里子様っぽくてお気に入りです。




「The Last March Of Us」さぁ~~~~~~~~


もう……Usじゃないじゃん……行っちゃったのはセツだけでしょ…………。

主人公は置き去りだったですが??進む方向違ってても行進って言うのか???でもセツは"私達"の行進だと思ったんだね?????そういうとこやぞ……。そうやって勝手に何の相談もなくこっちの事まで定義するんだからセツは……。

主人公から見るとセツが1人で終わりのない旅路に踏み込んでいっているように見えるけど

セツの心にはセツだけの主人公がきっと居て、だから1人じゃないって本気で思ってるんだろうなあの汎は……。

セツと物理的にも次元的にも本質的にも切り離されてるプレイヤーだってその気持ちはわかるのでなんも否定できねぇ……。


ここから先の人生はそれぞれの心の中に居る相棒と進んでいかなきゃならないんだ……。




ラストの曲。「blue sky.blue star」。


いやこれセツからの、グノーシアからのラブソングでしょこれ……。そしてグノーシアからのラブソングだしグノーシアからの卒業ソングでもあるでしょ……。

セツ視点は勿論のこと、主人公もといプレイヤーどちらの視点にしても意味通じると思う。

グノーシアってゲームはプレイヤーにとって楽しい場所だし居心地いいけど別れの時は必ず来るよね……。プレイヤーがゲームから完全に離れる事でこのゲームは完成するし、セツの「2人でループを抜ける」って悲願は達成されるんだよね……。


まぁまだ未練たらたらだからセツには悪いけどまだまだループさせてもらうけどね。


しれっと「D.Q.O.って何の略なのよ?」っていう問いへのアンサーがあるのも有難い。

心折れそうなときに聞こ。




SEコレクションも好きなサウンドを連打できて楽しいですね。


私は「投票しろ」と「投票するな」のベクトルの違う「いい事ひらめいた」感が好きなのですが交互に連打してしまいました。

「全員排除しろ」も私の宇宙では皆あんまり提案してくれなくて他のコマンドに比べると中々聞く機会がないのでなんべんでも聴けるの嬉しいです。




いや~堪能しています。

これからも無限に聞けるかと思うと胸が熱いです。


これは公式の催しやCDに内蔵されてるコンテンツとは違うところですが、Twitterで企画されていたサントラ発売記念企画にも楽しく参加できたし、他に参加されてた方々のお祝いコンテンツをしこたま堪能できたので、発売日告知から発売日当日までいろんな意味で贅沢な時間を味わわせて頂きました!

ゲームとしての面白さだけではなく、久しぶりにファン活動的な楽しさを与えてくれたグノーシアには感謝しきれません。


ありがとうグノーシア!!

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